東海地区の三重で保険見直しをしようとしている。東京から引っ越してきた僕は東海地区の三重という片田舎の土地で今、保険の見直しをしようとしている。あまりにも突然のことで、自分自身でも滑稽に思う。
東京にいたからといって、僕は決して出来るサラリーマンだったという訳じゃない。僕の仕事はセロハンテープの生産管理だった。どれほどの粘度なら、どれほどの耐久性を持つのか。また剥がしやすさはどうか。そんな製品研究の仕事もしていた。それから昇格をして全国の支社の生産管理をチェックしていく仕事をすることになったのだが、三重というこの地で永く暮らしていく事を決めてしまった。再会が突然訪れてしまったからだ。小学校の頃転校してしまった初恋の彼女は、この地で元気に暮らしていた。再会から結婚までは早かった。お互いのタイミングが良かっただと思う。今はそんなことから、二人の将来を描きながら三重で保険見直ししたりなんかしている。